◆そもそも、カネカは古い体質の企業文化の会社なんじゃないかなぁ
カネカの「育休復帰、即転勤」がツイッターでバズったのをきっかけに、現実社会でもざわざわしてまいりました。
経緯を知らない方は下記の日経の記事をお読み頂きたいのですが、端的にいうと、元カネカ男性社員が育休を1ヶ月取って復帰した2日後に転勤辞令が出て、それは流石に無いんじゃないの?という話を元カネカ男性社員の妻がツイッターに投稿したらあっという間の勢いでバズったよという話。
ついでにいうと、子供はまだ幼くマイホームを買ったばかりのタイミングで(これはしんどい)。
事の是非については、カネカと元カネカ男性社員との間でしか決められないものなので、話し合いなり、裁判なりで決着をつけて欲しいと思います。
筆者ponzohが今回ポイントとしたいのは、「そもそも論」と「転職論」です。
「そもそも論」として、カネカのようなと一括りにして申し訳ないですが、そういう大手メーカー(しかも化学)は、昔からの慣習が根強く残っているので、従業員の都合は考えずに「転勤」を辞令として出すのは普通のことです。良い悪いは置いといて。
もちろん、「働き方改革」、「好きなことを仕事に」、「自由に働こうよ」、「フリーマン万歳!」
と声高に叫ばれているこの時代において、転勤という制度(慣習?ルール?)はもはや合っていないとは思いますよ。
筆者ponzohが、元カネカ男性社員と同じ状況であれば、転勤先が京都のよさげな処だと話は別ですが(前向き検討します笑!)、さらっと転職すると思います。
だって嫌な処には行きたくないですもん。。。しかも、元カネカ男性社員はマイホームも買っている状況なわけだし。
◆「いつでも転職出来る」というオプションは持っておくべき
でもですよ。
カネカがそういう時代に合っていない企業文化の会社であることは、カネカに入社前に分かるもんじゃないのかなぁ、と思う訳ですよ。
グーグルとかフェースブックとか、アマゾンとかメルカリとかと違って、カネカは設立1949年の老舗企業でっせ。
もちろん、老舗企業の全てが時代遅れではないですし、時代の流れに合わせようと変革を起している会社はたくさんあると思いますが、「転勤」が当たり前にある会社なのか否かの判断は入社前に出来るはずなんですよね。
仮に入社前に気づけなかったとしても、入社後に思うところがあれば、「転職」という選択肢を取る時間は十分にあったはずだし。
筆者が声高に言いたいことは、そういう会社を選んだのは自分自身なわけだし、今回の「転勤」は起こるべくして起こった(転勤が当たり前の会社)イベントなので、何だかなぁと。
元カネカ男性社員の妻がどういう意図でツイッターにアップしたのかは分かりませんが、間違いなく言えることは、自分の人生や仕事、そして、キャリアパスは自分で作る時代になってきているので、今回のような承服し難い事態に直面した時に、切れるカードは複数持っておいた方が良いです。
それは、現職で上手く立ち回ることかもしれないし、転職かもしれないし、起業かもしれませんが、カネカのような会社で長く働きたいとは思わないので、今回のケースでいうとオプションとしては「転職」がオススメなのかな。
改めて、今回のカネカの件で、転職するしないに関わらず、「いつでも転職出来る」というオプションは持っておくべきだなぁとつくづく感じました。
転職活動をまだされたことが無い方は、まずは転職市場でのご自身の市場価値を把握することからはじめていてはいかがでしょうか。
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