今の職場は自分の働き方に合っていますか?
転職を5回経験して、「職場のカルチャーフィットは凄く大切」と感じています。自分の性格や仕事の進め方が合っていない職場でいくら頑張ってもパフォーマンスは出にくいものです。
この観点を意識せずに自分と合っていない環境でシャカリキになっている人をよくお見かけします。
もちろん、どんな環境でも与えられた仕事を100%やりきることは大切なのですが、
- 与えられた仕事内容の向き不向き
- その職場の文化や環境が自分に合うか合わないか
は、別の軸で考える必要があります。
例えば、大学生の時は頑張って多種多様な業界や企業研究をし、面接を沢山受けてと、自分の働きたい会社を探す努力をしまくっていたことでしょう。
一方で、新卒で入社してからは、「石の上にも3年」方式で、オラにはこの企業しか無いのよとずっと喰らいつこうとする姿勢には、少し違和感を感じてしまいます。
人間ですから、どんだけ慎重に検討を重ねても間違った選択をしてしまうことはあります。
すなわち、1社目の「選択の失敗」を認めて、「次のチャンス(転職)」を検討することも時には必要だということです。
ここまでをご理解頂くと、「今の職場がもしかしたら自分に合っていないのかも?」と疑問が出てきたりします。はい、それは自然な反応です。
ではその次のステップです。理解したその次にクリアしないといけない課題があります。それは、
選んだ仕事や職場が自分に合っているかどうか
の(判断)基準の定め方です。
自分の能力(強み)を活かすには
結論としては、自分の志向と会社(仕事)が合っているかどうかを判断する為には、自分について理解しておく必要があります。
そう、実は答えは自分の中にあったのです!何かスピリチュアルっぽい・・・(笑)
少し脇道にそれますが、この資本主義社会でうまく生き抜くには、「生まれ持った能力」を、適切な環境で使いこなす必要があります。それができれば結果(お金や豊かな人生)はついていきます。
その結果を得る為に、自分がコントロール出来る変数としては、究極的には「能力」と「環境」の2つです。
前置きが長くなりましたが、自分の「能力」と、働く「環境」を意識したことはありますか?この点を意識せずに就職や転職をしていると、冒頭でお伝えした「カルチャーフィットしない」ケースに遭遇する可能性があります。
運よくハマることももちろんありますが、残念ながら、自分の「能力」を活かしきれず、間違った「環境」で悶々としている人が往々にしていらっしゃいます。
では、先ず、この「能力」をどう認識すればいいのかという話ですね。そうそれは、自分を知ることなのです。(2回目)
別の言葉で置き換えると、「自己分析」や「キャリアの棚卸し」から自身の強み、弱みを見つけるということです。
そして、「強み」を伸ばす為に努力を重ねて、仕事での「得意分野」を作って、自分を活かせる会社(環境)を見つけるという流れに持っていくのです。
自分の「強み」や「得意分野」を知っていれば、会社や仕事選びもそれをベースに検討すればいいので、間違った会社、カルチャーフィットしない会社を選ぶことが少なくなるというロジックです。
つまり、選んだ会社や仕事が自分に合っているかどうかは、自分の強みが活かせていれば〇でしょうし、そうでなければ、✖と判断できますので、一度振り返ってみてください。
自分の強みは他人の方がよく知っている・・
自分に合った会社や仕事を探すには、自分の能力(強み)を活かせるかどうかで判断できて、自分の能力(強み)は、「自己分析」や「キャリアの棚卸し」をすることで見つけていけそう、ここまでは理解できたかと思います。
ただ、私もそうですが、人は面倒くさがりですから、「自己分析」や「キャリアの棚卸し」以外に、自分の能力(強み)を見つけられるもっと簡単な手段は無いのかなぁと考えてみました。
一番手っ取り早いのは、「人に聞く」ことです。
「私の得意なこと、強みって何ですか?」と。
家族、友人、職場の上司や同僚、参加しているコミュニティ、FacebookやTwitter等のSNSでずばり聞いてみてください。
「自己分析」では気づけない、貴方の強みが見つかること間違いなしです。
実際にやってみるとパターンとしては、3つあると思います。
①自分で見つけた強み ✖ 他人が見つけた強み
②自分で見つけた強み ✖ 他人が見つけられなかった強み
③自分で見つけられなかった強み ✖ 他人が見つけた強み
①は間違いなく貴方の強みですが、ポイントは③ですね。
仕事の評価は当然、他人がする訳ですから、他人から見えている強みの信頼性は高いです。
③をたくさん見つけられれば、あなたの強みがたくさん増えることになるので、頑張って色々な人に聞いてみることをおススメします。
たくさんの経験をしないと分からない~たこわさ理論~
自己分析の代替手段をもうひとつ紹介しましょう。
これは言われてみれば当たり前のことなのですが、たくさん色々なことを経験することです。あたり前田のクラッカーをバリボリ食べる音が聞こえてくるぐらい当り前、至極当然のことです。
SHOWROOMの前田裕二さんが仰っていた「たこわさ理論」というものがあります(あたり前田とカブりました笑)。
例えば、幼稚園児に「好きな食べ物は?」と聞いても、「カレーライス」とか「ハンバーグ」とかしか返ってこず、まさか、「たこわさ」という回答は無いよねと。
それは単純に経験が圧倒的に少ないだけで、たこわさを食べたら、好きな食べものがたこわさになるかもしれない。
という話で、ナルホドね、と思いました。
仕事でも同じ理屈が成り立ちます。
経験が浅かったり、やりもしないのに、これは自分に向いていない、と判断するのは早計でもったいなかったりします。
経験上、馬力のある20代や若い内に貪欲に色々な経験を積み重ねていった方が、ご自身の得意不得意が肌感で理解できますよ。
例えば、自分の得意分野がまだよく把握できていない前提での会社選びの観点でいうと、ベタでざっくりしていますが色々な仕事にチャレンジさせて貰える環境の方が良いですね。
ベンチャーは嫌でも色々な仕事をせざるを得ないでしょうから、仕事をこなしながら自分の強み、得意分野を見つけていくには向いているとかとか。
これ以上はこの記事では言及しませんが、仕事で得たい経験や能力次第ではベンチャーに就職、転職するのはアリだと思いますよ。
以上、
- ご自身の仕事への考え方や強みが、現職と合っているのかどうかの確認
- 自己分析をせずにご自身の強みを見つける方法
でした。しっかり自己分析したい方は下記を参考にしてください。