- ◆自身の市場価値は転職するしないに関わらず常に把握した方が良い理由
- ◆自身の市場価値を上げる為に、キャリアの稀少性を上げていく
- ◆ご自身のキャリアを端的に表すキーワードはありますか
- ◆次の転職先での年収は現職の年収をベースに決められることが多いけど・・・
藪からスティックですが、あのはあちゅうさんが良いこと言ってます。好き嫌いが分かれるはあちゅう女史ですが、この意見に関しては激しく同意ですね。
アウトプットの方法についてよく聞かれるんだけど、ほとんどの人が「なんか良いことを思いついたら書こう」って思ってる。
— はあちゅう (@ha_chu) January 24, 2019
ほんとは逆で、「書いていたら思い浮かぶ」んだよね。
なんとなく生きてたら何かすごいものが降りてくるなんてことはない。
◆自身の市場価値は転職するしないに関わらず常に把握した方が良い理由
自分のキャリアが、転職市場ではどれぐらいの市場価値を持つのか常に把握していますか?
「転職するとしたら、自分はいくらで売れるのか」
この視点は、「転職を考えている人」も「そうでない人」も必ず持つべきものです。
転職マーケットで、自分はいくらかで買われるのか。これが分かれば、現職の年収が高いのか、それとも、低いのかの妥当性も分かってきます。
転職市場は、求職者(我々)と求人者(会社)と相対取引なので、高く買ってくれる会社もあれば、安く買い叩く会社もあります。一般的には、業界、会社規模、社歴、そして、職種、仕事内容によって年収は大きく変わりますが、その肝は、一言でいえば
「稀少性」の有無で年収は決定される
と言ってもいいでしょう。
◆自身の市場価値を上げる為に、キャリアの稀少性を上げていく
転職マーケットの中で、レアな人材であればあるほど、年収は高くなります。
例えば、マックジョブ(マクドでの仕事)の時給は1,000円、外資コンサル(パートナー)の時給は80,000円と、79,000円の差があります。
仕事の内容や、社会にとっての重要度は横に置いといて、単価の決定要因は、
その仕事をやれる人間が多いか少ないか
で決まります。要はレアな人材であるか否かですね。
詳しくは、藤原和博さんの「必ず食える1%の人になる方法」をご一読ください。このロジックの詳細が説明されていますので。
自身の市場価値を上げる為に、キャリアの稀少性を上げていく方法があります。
例えば、「営業」だけ出来る人間は数多くいますが、「営業」と「会計」と「英語」が出来る人間は少ないでしょう。
この「 」=【軸足】を如何にして増やしていくのかがポイントですね。
目指すべきとしては、軸足1つについて100人に1人ぐらいのレベル。会社の中でこの分野だったら、「ponzohさん(筆者のことです)だよね」と言われるレベルぐらいでしょうか。その100人に1人のレベルの武器(軸足)の掛け算で、
1/100 ✖ 1/100 ✖ 1/100 =100万に1人
の人材になれると言う訳です。
◆ご自身のキャリアを端的に表すキーワードはありますか
ご自身のキャリアを端的に表すキーワードはありますか?
ちなみに、筆者の場合は、「営業」、「事業開発」、「EC」、「転職」、「ポン酢」あたりがキーワードになります。実は転職も好きなんですが、ポン酢も大好きなんですよね (笑)
まだ、「これだ!」というキーワードが見つかっていなければ、転職エージェントと会話のラリーをしたり、自問自答をしながら、自分自身を端的に表す「キーワード」を見つけてみてください。
また、既にキャリアを棚卸しが出来ている方でしたら、職務経歴書をじっくり見ることで、その「キーワード」が炙り出されますので、是非探してみてください。
「キーワード」の掛け算の結果が、相対的に転職市場に少なければ「稀少性が高い」ということですので、市場価値(年収)は高く跳ね上がることになるのは言うまでもありません!
キーワードがなかなか自分では探せない、これでいいのかなぁ、と不安に思う方には、例えば、ミイダスというサービスもあります。無料ですので是非使ってみてください。
アプリなり、WEBなりに登録して転職に関する質問に色々と答えていくことで、「現在の市場価値」が分かるサービスです。ちなみに、ミイダスによると筆者の場合の想定年収は「840万円」でした。
◆次の転職先での年収は現職の年収をベースに決められることが多いけど・・・
ご自身の現職での年収が、ミイダスで算出された転職市場での想定年収と比べて高いでしょうか、それとも低いでしょうか。
もし、想定年収より現職の年収の方が圧倒的に高ければ、転職は見送った方がよいでしょう(笑)現職から凄い良い評価を貰っているということですから。
実際のところは、大多数の人にとっては、案外、現職の年収とそれ程遠くない結果になったと思います。何故なら、基本的には次の転職先での年収は現職の年収をベースに決められることが多いからですね。
年収をガッツリ上げるには、例えば、下記のやり方が一般的ですね。
- 儲かっている業界にシフトチェンジをする、
- ベンチャー ⇒ 大企業という風に会社規模を変える
- 転職先にどうしても採用したいと思わせる(笑)
3番目の、転職先(内定を貰った先)にどうしても採用したいと思わせることが出来れば、試合運び、主導権はこちらのものです。
ある程度の希望条件はのんで貰えるはずですから。筆者の場合はこのケースで年収が上がっていきましたね!
今回は、市場価値をざっくり把握することについてお伝えしたかったので、年収の上げ方(例えば、業界を変える、企業に欲しいと思わせる方法等)については別途アップしますね。
また、キャリアの稀少性を上げる方法についてもう少し深堀りしたいという方には、藤原和博さんの書籍、藤原和博の必ず食える1%の人になる方法に譲りますので、参考にしてください。
筆者はこの方は尊敬していますし好きな方なので、オススメです。このテーマに限らず、色んな考え方を学べますので。
本日はこのあたりで。