転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

「現職と転職」ベストの選択を判断する為のツールとその実例

◆「現職と転職」ベストの選択を判断する為のツール

本日は、筆者ponzohが転職決断フォーマットをどのように使って転職を決断したのかをお伝えします。

 

そもそも、転職決断フォーマットとは

 

「現職を継続」、「転職で新天地」という2者択一の選択をするにあたって、「最高の未来」と「最低の未来」を想像することで、現職と転職のどちらの選択がベストであるのかを判断する為のツールのこと、それが転職決断フォーマットと巷では呼ばれています。

 

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①転職する ✖ 最高の未来(右上の青色の〇をつけた箱です)

②現職に残る ✖ 最低の未来(左下の赤色の✖をつけた箱です) 

③転職する ✖ 最低の未来(右下の色無しの?をつけた箱です)

④現職に残る ✖ 最高の未来(左上の色無しの?をつけた箱です)

 では、ponzohの実例をお楽しみください。

 

◆①転職する ✖ 最高の未来(右上の青色の〇をつけた箱です)

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ponzohこと、わたくしはこれまで5回の転職をしてきましたが、その経験の中でも3社目から4社目への転職時において、「転職決断フォーマット」をどう使ったのかを解説していきますね。

ponzohの当時の状況としてはこのようなものでした。

  • 3社目(現職):非鉄金属の老舗メーカー商社で営業として5年目(当時30歳)
  • 4社目(転職希望先):FA業界の機械部品のWEB販売商社で事業開発をやる予定

①転職する ✖ 最高の未来(右上の青色の〇をつけた箱です)

4社目の転職先は、一部上場企業の中でも高成長を継続している会社で、経営者人材輩出企業としても巷で有名でした。その当時の転職の動機としては、事業責任者をやりたいとか、PL責任をもって事業を回したいというもので、仕事を通してその希望が叶うイメージがクリアに持てました。

また、年収等の希望条件もこちらの期待通りのものだったので、仕事内容とともに最高の未来は描けていました。

◆②現職に残る ✖ 最低の未来(左下の赤色の✖をつけた箱です)

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②現職に残る ✖ 最低の未来(左下の赤色の✖をつけた箱です) 

当時、3社目の会社は老舗のオーナー系メーカー商社で、商売をガンガン伸ばすというよりは今ある商圏を堅実に守り抜いていくという経営でした。仕事としては5年目に入り、少し飽きていたし、正直マンネリでした。。典型的な年功序列、終身雇用の会社で尊敬できる諸先輩方も残念ながらいませんでしたから、ある意味で、最低の未来しか描けないなぁという状況でした。

◆③転職 ✖ 最低の未来(右下の色無しの?をつけた箱です)

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③転職する ✖ 最低の未来(右下の色無しの?をつけた箱です)

転職先での最低の未来のイメージを語るその前に、転職するどんなケースについても言えることですが、「転職先の情報があり過ぎて困ることは無い」ということです。

  • 面談回数は出来るだけ多く設定して貰う
  • 直のマネジャーや事業部長、役員、社長、縦のラインは多く抑える
  • チームメンバーや所属部署以外の関係の無い部署の人間にも出来る限り会う
  • vokersや転職会議等の口コミサイトは必ずチェックする
  • 複数の転職エージェントから情報を取るようにする
  • (ponzohは未経験ですが)体験入社が1日でも出来るなら必ずトライする

上記のように、可能な限り色々なルートから情報は取るようにしましょう。

特に、面談の場で感じた「おや?」、「何か違うかも」という違和感を感じた場合は、その違和感がどういう感情から発生しているのかを深堀してみてください。運が悪ければ、その違和感は後々現実のものとなって転職先での仕事に影響してくることもあるので、その時の自分の直観にフタをしないようにしてください。

さて、ponzohがこの転職先について当時イメージした最低の未来は、幸いにして下記2点でした。

  • かなりハードワークのブラック労働環境はあり得るな
  • マネジャーは優秀な人が多いけど顔疲れてて、こんな顔にワイもなるのか・・

どちらの「最低さ」も許容してもいいかな、という結論に達したので、特に問題視はしませんでした。ちなみに、後日談ですが、めちゃ長時間労働でマネジャー陣はみんな疲れ顔で、自分も一時期疲れ顔にもなってましたね。。

 

◆④現職に残る ✖ 最高の未来(左上の色無の?つけた箱です)

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④現職に残る ✖ 最高の未来(左上の色無しの?をつけた箱です)

ponzohの3社目に残って最高の未来は描けるのかどうかというポイントです。

この3社目に転職した最大の理由は海外駐在が出来るからというものでした。この会社での最高の未来と呼べるものは、5年目に入ってからはこれ以外にはありませんでした。仕事に刺激が無くなってきていて、つまらなさが日に日に増している状況でしたので。

では、その海外駐在という最高の未来を自分に呼び寄せることが出来るのかどうか、色々と立ち回ってみましたが、「そのオプションは当分無いなぁ」という結論を出しました。

 

詳しくはこちらに譲りますが、現職が好転する可能性は当分無い、つまり、④の現職での最高の未来予想図は無くなったので、「転職」というオプションを使う時がやってきたというわけです。

www.freeponzohflow.com 

◆後悔の少ない選択をする為に、4象限で考えるクセを身につけてください

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ponzohの3社目から4社目の転職時に、転職フォーマットを使ってどう結論づけたのかを纏めます。

 

①転職する ✖ 最高の未来(右上の青色の〇をつけた箱です)

→現実感を持って十分に描けるイメージ(転職すべき)

②現職に残る ✖ 最低の未来(左下の赤色の✖をつけた箱です)

→仕事につまらさを感じていて(最低の現実、かつ、未来)、転職すべきタイミング

③転職する ✖ 最低の未来(右下の色無しの?をつけた箱です)

→厳しそうではあるが、許容できる最低の未来(自分で何とか乗り越えられそう) 

 ④現職に残る ✖ 最高の未来(左上の色無しの?をつけた箱です)

→現職での最高の未来は当分来ないと納得できた(転職すべき)

 

以上の検証結果により、ponzohは転職決断フォーマットを使って4社目の会社に転職をしました。

今回のponzohのケースでは、④の現職に残って最高の未来は描けなったのですが、それが描けたとしら決断は少し難しくなりますね。

①>④であれば、今回のように転職です。しかし、①<④であれば、現職を選んだ方がベストの選択ですからね。この比較をどれだけリアルにやれるのかがポイントですね。

転職は人生の中でも大きなイベントです。転職の良い所、悪い所、そして、現職の良い所、悪い所をもれなく考えることが出来るのが、この「転職決断フォーマット」ですので、是非活用してみてください。

後悔の少ない選択をする為にも、この4象限で考えるクセを身につけて頂ければ幸いでございます。