流石はものづくりのオリンパス
ある展示会会のイベントで、オリンパス社の製造責任者の話を聞く機会がありました。流石はものづくりのオリンパスです。
- 消化器系内視鏡の世界シェアは約70%
- 生物顕微鏡、工業用内視鏡の世界シェアは約40%
実際に、製造現場では改善をしつこいぐらい繰り返し、「生産性」や「技術力」を極限まで高めたり、また、「AI」や「Iot」を活用した「デジタル化」を推し進めることでスループットを向上させていたりと、日本のものづくりの底力を感じました
でも、やっぱりあの不祥事が尾を引いているんですねよね。。今やオリンパスといえば、何かやらかした会社というのが、残念かな最初に頭に想起されてきてしまいます。
「飛ばしのオリンパス」ですね。あと、「宮崎あおい」のイメージもあるか(笑)
オリンパス事件って何ですか?
不祥事って何ですか?という読者さんの為に少しだけ紹介します。
オリンパス社が巨額の損失を「飛ばし」という手法で、10年以上隠し続けた結果、負債を粉飾決算で処理したあの事件です。
2011年(平成23年)7月でした。雑誌FACTAの調査報道によるスクープと、イギリス人社長マイケル・ウッドフォードの突然の解任を契機に発覚し、世間を賑わせたやつですね。株価も急落し、会長らは辞任、オリンパス社は上場廃止の土俵際まで追い詰められました。
ベンチがアホやから野球ができへん
更に、去年の8月にもやらかしちゃったみたいなんですよね。懲りない会社です。。不祥事が起きちゃう企業文化なんでしょう。
「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」というオリンパス社の有名なキャッチコピーがありますが、「ココロとカラダ、不祥事全部」というキャッチコピーの方がしっくりきそうです(笑)
昔、プロ野球選手のエモヤンが言うてはりました。
ベンチがアホやから野球ができへん
ブログの冒頭に書いたように、「流石はモノづくりのオリンパス社なのだ!!」と手放しで称賛したいとことなのですが、(ベンチ)経営陣が不祥事を隠すようなことをしていては、あれだけのすごい商品力、技術力を持っていても、霞んで見えてしまいます。
経営陣を入れ替えて、ここはやはりプロ経営者のカルロス・ゴーン(国外逃亡⇒レバノン在中)さんに登板願いたいところですw
転職先は慎重過ぎるぐらい見極めてから動くこと
ちなみに、オリンパス社の直近の決算です。上記のような不祥事の損失が足をひっぱいていて営業利益が吹っ飛んでいます。
https://www.olympus.co.jp/ir/data/brief/pdf/Olympus_Q2FY2019_Consolidated_Financial_Results_J.pdf
弊ブログは転職がテーマですから、転職にちなんだ結論で纏めます。要は、
転職先はしっかり見極めよう
ということです!
オリンパス社は、世界でも戦える競争力がある商品を持ってるのに、経営陣が不祥事でもって阻害してくるので、その実力を100%発揮出来ていないという構図です。
せっかく転職先でご自身のパフォーマンスをいかんなく発揮しようとしても、ともに働くメンバーや企業文化(不祥事が蔓延している、何てもってのほか)が合わなければ、パフォーマンスが全く発揮できないということにもなりかねません。
では、どうすれば、会社(転職先)の見極めが出来るのか。。。。
それは弊ブログ、
転職はマルチタスクで考えよう
を読むことです!!(笑)
たくさんのヒント、ノウハウを提供していますので、だんだんと会社を見る目が養われてきますよ。もちろん、現職と転職先を天秤にかけて、同時に見極めないといけないですよ。
この見極め方については、この記事を参考にしてください!