◆転職出来る自信が無い人の方が圧倒的に多い
すごいシンプルな質問として、
「私って転職出来る会社ありますか?」
と聞かれることがあります。
回答としては、
「転職出来る人と出来ない人がいるよ。」
ということなのだけど、これだけだと話がこれ以上広がらないので、
「私って転職出来る会社ありますか?」
と質問している人の意図や深層心理を考えてみます。
「転職出来ますか?」
と聞いているので、おそらく、転職出来る自信やイメージが無いのだと思います。
リーマンをやっている人の中で、転職を経験したことがある人はざっくり10人に1~2人の割合だと言われているので、転職が当たり前の世の中になってきているとはいえ、転職未経験者の方が80%以上ということですよね。
但し、転職未経験者の中でも、
「私はいつでも何処にでも転職出来るんだ!」
と自信を持って宣言出来る人は、80%のうちの上位20%ぐらいだと思います。16%ですね。
つまり、10人のうち、
- 2人は転職経験有り
- 2人は転職経験が無いけど、転職出来る自信がある
- 残りの6人は、転職出来る自信が無い
ということです。
世の中のサラリーマンの、ざっくり60%が冒頭の質問のようなことを思っていて、転職出来る自信がないわけですか。
なるほど。まぁまぁ多いですね。。
もちろん、
「そもそも転職を全く考えていないし、考える必要もないぐらい充実しているよ」
という、ある意味恵まれた環境で働いているサラリーマンの方もいるとは思いますが。。
◆何処にでも転職出来るという自信を持つにはどうすれば
世のリーマンの半数以上が、転職出来る自信がないの頷ける気がします。
余り良いソースが無かったのですが、内閣府の資料によると、全労働者の中で30代以上が約80%を占めています。
相対的にですが、今の20代には転職はかなり身近なオプションとしてあると思いますが、30代以上は決してそうではないでしょう。
業界や社歴にもよりますが、例えば、回りを見渡してみて、転職してバリバリ他の企業でやっていけそうな諸先輩方はどれぐらいいるでしょうか?
そもそも、中途採用と新卒採用の構成比率はどうですか?
当然、今の会社には長く勤めているわけですから、「社内では仕事を回せても、社外でもガンガン成果を出せそうな人」というのは案外少ないと思います。
転職して成果を出すには、仕事力はもちろんのこと、柔軟な発想や素直さ、何よりも変化に対応出来る能力の高さが求められますから、これらスキルはキャリアの早い段階で身に付けておいた方が良いでしょう。
冒頭の質問に戻ります。
「私って転職出来る会社ありますか?」
こんな質問をする人は「転職出来る自信がない」という話でした。
では、「自信」を持つにはどうすれば良いのでしょうか?
アプローチはいくつか考えられます。
- 現職の仕事で成果を積み上げる
- 転職エージェントに会う
- 気になった会社に面接を申し込む
- 根拠のない自信をもつ(笑)
遠回りのようで近いのは、現職の仕事で成果を出すことですね。小さな成功の積み重ねが、「自信」や「自己肯定感」にも繋がりますからね。
転職エージェントや、気になった会社に面接を申し込むのも手っ取り早いと思います。転職のプロや転職希望先から「客観的な高い評価」を貰えるかどうかで、
「転職出来るかどうか」
が分かります。
そもそも、転職活動をせずに「転職出来ますか?」と質問していること自体がナンセンスですね。
仮に、高い評価を貰えたら自信にも繋がりますし、残念ながら高い評価を貰えなければ、現職の仕事に成果をコツコツだすと。
加えて、継続的に転職に関する情報を取ることで、ご自身の市場価値(転職可能性)も常に把握出来ますからね。
あと、根拠のない自信を持つのはめっちゃ大事です。とりあえず、自分に自信は持ちましょう。これがないと何も上手くいきませんから(笑)
自己肯定感を高めるとか、アファメーションとか言いますが、とにかく自分を根拠のなく信じることですね。これが一番強いです。
自信がある人間だと回りに思って貰うには、自分が自分に自信を持っていないと難しいですよ。
ビズリーチによると、盆明けから中途採用市場が活発になるそうですから、現職の仕事を頑張りつつも、転職エージェントに会ったり、気になった会社を受けてみてはいかがでしょうか?
本日は華金であります!