転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

あなたの転職の動機は「不満」から、それとも「満足」から!?

転職の「動機」や「きっかけ」は人それぞれありますが、私は過去の経験からタイプを3つに分けました。

それぞれのタイプで転職活動のやり方が変わってきますから、ご自身の「タイプ(転職動機)」は必ず明確にしておいてください。

でないと、転職活動が上手くいかないばかりか、失敗してしまいます。

3タイプの「転職動機」

転職動機は大別すると3つに分けられます。 

1つ目は、

現職に嫌気がさして、何が何でも今の環境から脱出、新天地に行きたいパターン。

 2つ目は、

現職に不満はあるが(無い場合も)、満足もしている。年収UPやキャリアアップの為に新天地に行きたいパターン。

 そして、3つ目は、①か②のどっちとも言えないハーフハーフパターンです。

 この3タイプを「不満足」と「満足」という軸でみて、

  • 現職への「不満足」が「満足」よりも、大きく勝る場合を「不満足転職」
  • 現職への「満足」が「不満足」よりも、大きく勝る場合を「満足転職」
  • どちらとも言えない場合を「半々転職」

と呼ぶようにします。

これまで、私が受けてきた転職相談の中で一番多かったのはやはり「不満足転職」だし、世の中の多くの転職サイトやブログではこのパターンの候補者に向けて発信しているように思います。

「我慢せずに好きなことを自由にやろう!」、「隣の芝生はブルーやで!」みたいな感じですね。それが出来れば最高ですが、そうはいかないのが現実世界というところでしょうか。

一方、「満足転職」

現職には満足してるのだけど、「もっと成長したい」、「今よりキャリアアップをしたい」と考え、それが現職で叶わない時に転職するパターンです。これも一定数あると思います。

この「満足転職」はすごい羨ましく思えますけど、誤った転職先に入社したが最後、後が大変でございます。

現職の仕事には満足していて、その満足を更に伸ばすべく転職したのに、やりたい仕事ではなかった・、あかん・・後悔・・・。短期離職という風になることも少なくないです。

現職への満足度が高いだけに、「不満足転職」よりも慎重に転職の決断を下す必要があります。

「半々転職」はどうでしょうか。

現職に満足なのか不満足なのかどちらとも言えない、と思っているこのケースは、実は非常にやっかいです!

もちろん、単純に満足、不満足で仕事のことを評価するのは難しいのですが、現職への評価を「〇、✖」ではっきり区別しないと、転職活動は上手く進められないのです。。

それは何故でしょうか。

結論を申します。今の仕事や職場の何に満足していて、また、何に不満なのかを把握しないと、転職への戦略が立てられないからです。

現状把握が出来ていない状態で、(実現したい)ゴールの設定をしようとしても、結局は何がやりたいのかが出てこず、恐らく、うんうん思い悩むことになると思います。

なので、現状把握が出来ていない方や、現職の仕事の評価が曖昧な方は、まずは現職の仕事や職場環境の「良い所」「悪い所」を振り返ってみてください。

「良い所」と「悪い所」を箇条書きで書き出し、より多く出てきた方をカウントし、総合的に「満足」、「不満足」と判定してみるのもありですね。数字はウソをつきませんから。

また、自分のしている仕事を振り返った時に、ついでに、小さなことでもいいので「好きなこと」を探すのも効果があります。例えば、

「あの時代の仕事は興奮したなぁ」

「ともに働いたチームメンバーも良かった」

「時間が経つのを忘れて仕事にのめり込んでいたっけな」

というのが見えてきたら、

  • それらが現職でいまも実現できているのか
  • 現職のいまでは実現できていないけど、近い未来では実現できそうなのか
  • 現職で実現できそうに無いのであれば、転職でそれは実現できるのか

と思考が広がっていくと思いますよ。

自分の転職動機は、「満足」、「不満足」、「半々」のどのタイプに分類されるのか仕事の振り返りをしてみてくださいね。

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「結局、何がやりたいのか」が、転職活動を成功させるキードライバー

とはいえ、実際のところ、その仕事の振り返りができなくて、転職活動がうまくいかず悩んでいるのよという人は多いと思いますので、仕事の振り返りを前に進めるネタをもう1つ紹介します。

転職活動を成功させる人に共通しているのは、自分自身への理解の深さ、解像度の高さです。一言でいえば、「仕事を通して実現したいこと」が明確なんです。

なので、過去の仕事を振り返った時に、基準がはっきりしているので、〇、✖が付けやすいんですよ。

一通り仕事を振り返った時に「満足」、「不満足」の線引きがうまくできない人は、「仕事を通して実現したいこと」を明確にしてから取り組んだ方がいいと思います。

また、振り返っても何も思い出せないという人もいると思います。その人は言語化能力が少し不足していると思うので、日常的に自分の言葉で物事を捉え、アウトプットする習慣が必要です。

例えば、そういう習慣を作るのにおススメなのが、前田裕二さんの「メモの魔力」。言語化、アウトプットのフレームワークがありますし、やり方が丁寧に綴られているので、一読をおすすめします。

いきなり、仕事の振り返りや、キャリアの棚卸をしようと言われても、難しいと感じる人はこういう書籍からのアプローチもありだと思いますよ。 

 

自分の仕事人生、キャリアを振り返る機会は案外すくない

最後にもう一つ仕事の振り返りのとっておきのネタを差し上げます。自分1人で仕事の振り返りができない人は、転職エージェントを活用しましょうという話です。

現状把握が曖昧で、転職の動機が「満足」、「不満足」、「半々」のどれに該当するのかピンとこないのに、無理くり転職活動をガンガン進めてもうまくいきません。

そういう状況の人は、騙されたと思って転職エージェントにコンタクトを取ってみてください。

そして、エージェントと対話をしてください。その結果、頭の中が整理されて、転職動機がクリアになっていくと思います。

転職エージェントはその道のプロですから、転職動機を明確にしてくれますし、転職活動の不安な点の相談にものってくれますし、現職の置かれている状況を客観的に評価もしてくれることでしょう。 

過去の仕事の振り返りを「キャリアの棚卸し」と呼びますが、この棚卸し時に転職エージェントを利用するのが、転職エージェントの良い使い方の1つだと考えています。理由は簡単で、転職エージェントと実際に対話をすることで、結果的にキャリアの棚卸しが出来ちゃうからなんですよ。 

 これからの人生は「100年時代」と最近はよく言われますが、プライベートも含めてどんな仕事人生を歩むのが自分にとってベストなのか、いろいろ考えてみてくださいね! 

  • ゴールから逆算して、自身の目指すべきキャリアと現状にずれはないか
  • 現職の会社、仕事で、そのゴールに到達することはできるのか
  • 現職の会社、仕事で、軌道修正をしながら、そこに到達できるのか
  • 現職の会社、仕事で、軌道修正ができないのであれば、転職をするのか
  • 転職をするのであれば、どんな希望条件で転職先を探すのか


例えば、斯様な質問を自分に投げかけて、過去、現在、未来の仕事人生を大きく俯瞰してみて、キャリアの棚卸しをすることで、ご自身のやりたいこと、やりたくないことが見えてくると思います。

  • どんな会社、どんな人材、どんな社風に魅力を感じますか?
  • どんな仕事なら満足して働けますか?
  • 過去の仕事はご自身のキャリアの積み上げになっていますか?

転職エージェントとの対話や、自問自答を繰り返すことで、転職動機は明確になり、キャリアの棚卸しはできますので、是非是非この作業は邪魔くさがらずに一度やってみください!!

転職エージェントの探し方はこちらを参考にしてください。

www.freeponzohflow.com