転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

市場価値の高め方が分からずに凄く困っている方へ①

 

◆市場価値とはナンボで自分を買ってくれるのか

市場価値って何?よくわからない。。
市場価値を高める方法がピンとこない?

 
という読者さんの質問に応えて「市場価値」を解説します。

正確には市場価値とは「人材市場価値」のことで、

転職市場において貴方の年収は○○○万円の価値です。

という意味。

別の言い方をすると想定年収です。


「市場価値」を高めるということは、今よりも高い給料を自分に払ってくれる会社に転職するということだし、「自分をナンボで買ってくれますか?」ということを転職市場に問いかけることですね。

 

「市場価値」そのものの意味については、読者さんも理解しているはず・・・多分(どうですか?)。

 

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◆市場価値を高めるには、自分ではなくお客さん(企業)を見ないとね

おそらく、読者さんが理解出来ていないのは、「市場価値を高める方法」だと思う。

これは、マーケティングの考え方である「プロダクトアウト」か「マーケットイン」かで考えれば答えは出ます。

 

<プロダクトアウト>

商品さえ良ければ、お客さんは買ってくれる。良いものは売れるという考え方。

 

<マーケットイン>

お客さんの声を聞いて、お客さんが買いたいものを売るという考え方。

 

転職の文脈でいうと、「商品が自分」で「お客さんが会社」です。

「プロダクトアウト」の考え方で、お客さん(会社)のことを考えずに、転職市場で売れていくのは、稀少価値の高いレア人材だけです。分かりやすくいうと、ヘッドハンティングされる人材。

でも、我々一般人には

転職市場で売っていくには、「マーケットイン」の考え方がマストでございます。

 

転職したい会社に、

「どういう課題があって、どんな人材をナンボで転職市場に求めているのか」

という情報をキャッチしにいく必要があります。


市場価値を高めるにも、どんな業界で、どういう職種で、どんな仕事内容でという情報が無ければ、市場価値の高めようがありませんからね。

お客さん(会社)の声を知らずして、商品(自分)は売れないと同じです。圧倒的レア人材であれば話は別ですが、、、

 

「市場価値」を高める為に、まずはスキルアップ(英語や会計)をした方が良いよ、という話を聞いたりしますし、実際に勉強に励んでいる方は多くいると思いますが、「市場価値」を高める方法としては回り道ですし、時間がもったいないです(価値が無いわけではないよ)。

自分がやりたい仕事や入りたい会社が明確で、そこに転職する為に必要なスキルであれば別ですが、そういう明確なテーマが見えていないのに、とりあえず、英語、会計、プログラミングを勉強してスキルアップしておけば、「市場価値」が上がるという話は残念ながらございません。。

 

まずは、「転職希望先がどういう人材を外部から採用しようとしているのか」の情報収集からはじめましょう。

「市場価値」を高めるのはまずそれからですね。