◆オファーレターにサインするまで、現職の仕事は今まで通りの平常運転を続けること
今回の年末年始の成田出入国は128万人もいたようですね。皆さん海外が好きですね。私は正月はゆっくりしたい派ですが、次の年末年始はハワイかどこかでサンライズを拝むのもいい感じですね。
年末年始の成田出入国128万人…日本人も増加https://t.co/Jzrrjvne0E#社会
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) January 10, 2019
前号で、本ブログ「転職はマルチタスクで考えよう」のコンセプトは大きく3つあるとお伝えしました。それを解説していきます。
1 オファーレターにサインするまで、現職の仕事は今まで通りの平常運転を続けること
2 平常運転を続けながら、無理の無い範囲で楽しみながら転職活動をする
3 現職の仕事の可能性の幅を広げるトライをする
オファーレターにサインするまで、現職の仕事は今まで通りの平常運転を続けること
これは当たり前中の当たり前です。
あたり前田のクラッカーぐらい当たり前です。
この3つのコンセプトの内、最も大事なものがこれです。
転職先から内定を貰ったからといって会社の同僚にすぐに言ってもいけないですし、現職の仕事のパフォーマンスを落としてはダメです。
新しい会社にいくという意思決定をして、そして、会社に対してオフィシャルに退職意思を伝えてからはじめてカミングアウトしましょう!「みなさん、今までありがとう、そしてさようなら」と。
◆何故、このコンセプトが大切なのか
筆者には少し苦い思い出がありまして、「もうそういう経験はごめんなさい」という意味でこのコンセプトを大切にしているのですが、それは2回目の転職、2社目から3社目に行く時のことでした。
2社目は新興市場に上場している情報、通信業(格付会社というのかしら)を営んでいるベンチャーの会社で、転職先の3社目は創業90年余りの老舗卸問屋で非鉄金属の売買を生業としている会社でした。
この転職はエージェントは使わずの自己完結型でした。というのも、2社目の会社の営業先が3社目の会社で、「ユーうちにこない?」と直接オファーを貰って入社した経緯があります。
さて、苦い思い出のくだりです。状況としては、3社目からそういうオファーを貰い、ほぼ転職するという気持ちはあるのですが、最終的な意思決定はまだしていないという感じです。
その状況下で、2社目の会社の仲の良い先輩に「近々転職するかも・・・」とライトに伝えたところ、それが何処かから(先輩以外に考えられないけど?)漏れてしまったのです。当然、内緒にしてねという話ではあったのですが、、、何故か漏れてしまいました。
そして、その話をパイセンにしてから、回り回って当時の上席の耳に入ったようなのです。それから、その上席がちょいちょい探り(質問)を入れてくるようになったので、「こいつ、ほんまに転職しよるんか?」と確認をしていたのでしょう。
しかも、その上席は性格的に少し陰険で、意地悪い人でした(主観入っています 笑)、当時の私の気持ちとしては、仕事はさておき、人間的にその上司を余り好きでは無かったということですね。はい。
意思決定をまだ出来ていなかった理由として、2社目の仕事環境、仕事内容が変わりつつある状況があって、その様子を念の為、色々とうかがっていました。
この頃は、筆者自身もマルチタスクで考えることを100パーセント実践出来ていたわけではありませんが、現職でやりたい仕事をやれるような環境は手に入るのかどうかを考えること、そして、転職というもう一つの選択肢を天秤にかけていました。
結果、この時は遅かれ早かれ転職しようと決めてはいたこともあり、半ば勢いで退職の意思を伝えました。若いっていいですね。時には勢いも大事です。
結果転職してよかったのですが、ただ、現在の筆者の基本コンセプト
・常に選択肢、オプションを複数持つ
という考え方から言うと、現職を選ぶ、という選択肢を早々に放棄することになってしまったことは、大きなミステイクですね。。
◆自分の好きなタイミングで退職(転職)をするのが綺麗な辞め方
あと、2社目の会社に退職の意思決定を伝えるタイミングがこちらのコントロール下で出来なかったことも大きな反省点ですね。転職するのであれば、綺麗に引き継いで自分の好きなタイミングで辞めたいですからね。
最後に、読者の皆様においては、
1 オファーレターにサインするまで、現職の仕事は今まで通りの平常運転を続けること
このコンセプトは是非覚えておいて欲しいです。そして、「今まで通りの平常運転を続ける」という意味には下記2つの意味が含まれています。
- 仕事のパフォーマンスを落とさないこと
- 退職の意思決定を、オフィシャルに会社に伝えるまでは、仲の良い先輩、同僚であっても転職することは決して伝えないようすること
「現職」を選ぶか「転職」を選ぶか。
焦らずじっくり吟味することがキモになります。
それを可能にするために、そして選択肢やオプションを複数持つためにも、上記を守っていたらよい選択ができるでしょうし、綺麗に自分の好きなタイミングで転職も出来るでしょうし、色々な面倒くさいことも未然に防げますから。
次号では、残り2つのコンセプトについて解説していきます。