忘れっぽいのは高い知性の持ち主らしい・・・
面白い記事がありました。
「忘れっぽいのは実は高い知性の持ち主であるサイン」
トロント大学が行った新しい研究で、忘れっぽいということは実は優れた知性のサインだとわかったのだ。
研究では、人間の記憶は、価値ある情報を覚えて重要でないディテールは忘れてしまうことによって、基本的には重要なことのために場所を空けて、意思決定を最適化していると示唆。
先日も友人と飲んでいた折、経営者に共通してみられるヤバイ特徴として、
「忘れる力」ってあるよねぇ
という話になった。
ガンガン攻めるスタイルの経営者に特に見られる傾向のようで、本人が言ったこと、やったこと、やらかしたことを、指摘しても本当に覚えていないようで、完全に記憶から抜け落ちていると。
トロント大学の研究を正しいとするならば、例えば、ベンチャーの経営者は新しい価値を常に生み出し続けなければならず、過去の記憶には価値が無いという判断を脳がして、海馬から記憶を抹消し、意思決定する為のワークスペースを作るということなのだろう。
自分がコントロール出来ない問題には「忘れる」アプローチが有効
私も忘れっぽいところがよくあって、都合の悪いことや自分にとって必要の無いことは、本当に記憶から抜け落ちていることがある。
端的にいって、自分にとって必要のないことを簡単に忘れることができる能力、「忘れる力」はメリットしかないのだが、回りの人間からは嫌な顔をされるかもしれない・・・
都合の良いことは覚えていて、都合の悪いことは忘れている訳だからね(笑)
ちなみに、悩みや不安が尽きない人は、多分この「忘れる力」が弱いのだと思う。
もちろん、悩みや不安を深く広く考えて、問題解決に繋げていくアプローチは、時には必要だろうけど、「忘れる力」が弱い人がこれをやると、頭の切り替えが出来ず、ずっとその悩みや不安が脳の中に残ってしまい、疲れてしまうと思う。
一生懸命考えて問題解決に繋がればOKなのだが、考えても考えても問題解決に繋がらない上に、そもそも、自分がコントロール出来ない問題を無駄に考えてしまうことはないですか?
自分がコントロール出来ない問題から生じる悩みや不安は「忘れる」というアプローチ以外に解決方法は無いですから、注意してください
まず、第一に、悩みや不安を抱えている場合、それは自分がコントロール出来る事象なのか、そうでないのかを考えるべきですね。
- コントロール出来る事象であれば、解決策を考える。
- コントロール出来ない事象であれば、思い切って「忘れて」しまいましょう。
経営者に限らず、「忘れる力」を身に付けてストレスフリーな人生を送りたいものです。