転職はマルチタスクで考えよう~自由自在に生きる7つの法則~

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

成果を求めず、疑うことも問うことも思いわずらうこともきっぱりと諦め、たんたんと積み重ねる

本日は少し変化球。

ある仕事でまぁまぁ集中していた一日だったのですが(いつもは気が取っ散らかっている)、本書で紹介されている弓術の極意が少し分かった気がしました。

読書の皆さんは弓術に触れる機会があまりないと思うのでこの機会にどうぞ。

 

  • 日本の弓術
  • オイゲン ヘリゲル

f:id:ponzoh:20190703233050p:plain

 

弓術は、弓と矢をもって外的に何事かを行おうとするのではなく、自分自身を相手にして内的に何事かを果たそうとすること

本書では弓道を切り口に語るが、xx道という古来より日本で修練されてきた「術」は、他者と競う西洋スポーツの概念の真逆であり、自己と向き合い純粋に精神的な鍛錬を積み重ねるということだろう。

 

的の真ん中を矢で中てる弓術において、的を狙わずに自分自身を狙う、さすれば、的は私の方へ近づいてきて私と一体になる

 

と先生から著者は指導されるが、西洋人代表の彼が

 

Why Japanese people??

 

と、反論してしまう気持ちが分からなくもない(ネタが少し古いかな?)。

的を中てるという行為を表面上の世界で考えている著者、一方、その裏側にある科学や論理では説明がつかない、神秘性や精神性の世界である無我の境地の世界で語る先生。

 

当初、先生と著者の議論は平行線をたどるが、流石は哲人のオイゲン氏。ある日を境に、彼は疑うことも問うことも思いわずらうこともきっぱりと諦め、成果を求めず稽古(自己と向き合い)を続け、畢竟、極意を学び得た。

千日、万日の鍛錬を積み重ねても無我の境地に至ることは我々には困難かもしれないが、オイゲン氏が無我の境地にどうやって至ったのかは、本書を読めば理解は出来る。はず。。

 

以下、気に入ったフレーズ

  • 弓と矢は必ずしも弓と矢を必要としないある事の、いわば仮託に過ぎない。目的に至る道であって、目的そのものではない。この道の通じるべき目的そのものは、簡単にいってしまえば、神秘的合一、神性との一致、仏陀の発想である。
  • あなたは全然なにごとをも、待っても考えても感じても欲してもいけないのである。術のない術とは、完全に無我となり、我を没することである。あなたがまったく無になるということが、ひとりでに起これば、その時あなたは正しい射方ができるようになる。
  • 的は真っ暗なところにあり、蚊取線香の微かに光る一点は非常に小さい。第一の矢が射られた。第二の矢も音を立てて打ちこまれた。第一の矢はみごと的の真ん中に立ち、第二の矢は第一の矢の筈に中ってそれを二つに割いた。
  • 仏教ならびにすべて真の術の練磨が要求する沈思とは、単純に言うならば、現世および自己から訣別ができ、無に帰し、しかもそのためかえって無限に充たされることを意味する。

 

 

オイゲンさんが日本で受け継ぎドイツへ持ち込んだ弓道の教えは、彼の国で今も脈々と受け継がれているようですね。すごいです!!