転職はマルチタスクで考えよう~自由自在に生きる7つの法則~

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スティーブ・ジョブズや孫正義の恩人といえば、佐々木正であります。

偉大な先人と言えば、この御大もそうです。

「佐々木正」さんがシャープにずっと残っていたら、今のシャープのようなあんな体たらくにはなっていなかったのかもしれません。孫正義さんをして、「私だけの恩人ではない。電子立国日本の大恩人だ」と言わしめたお方ですからね。

 

  • ロケット・ササキ:ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正
  • 大西 康之

 

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日本の電機産業の立役者、「佐々木正」を描いたノンフィクション。

本書において、人類を進歩させる瞬間に立ち会っているという使命感が、人々を夢中にさせる、それを「革命」と定義づけているのだけれど、シャープ・ソニー・カシオ・松下・任天堂の発展にも影響を与え、そして、孫正義やスティーブ・ジョブズが革命家として成長していくきっかけを与えた人が、「佐々木正」であります。

このくだりだけで、白飯2杯はいけますし、読みたくなりませんか?佐々木正という革命家の物語に触れれば、心が自然と踊りますよ。

先の大戦を生き抜き、カシオとの電卓戦争を勝ち抜き(プロジェクトXでも取り上げられていたなぁ)、半導体、液晶と、日本の製造業の発展の歴史が、「佐々木正」というフィルターを通して語られるこの物語には、技術者としての矜持、経営者としての共創という考え方、そして、佐々木正の熱い熱い人柄がございました。

 

以下、印象に残ったフレーズ

  • 江崎くん、たったひとりの独創で生まれるものなど、たかが知れているのだよ。君の発見は偉大だが、ショックレー、バーディン、ブラッデンがトランジスタを発明していなかったら、トンネル・ダイオードもなかった。我々科学者は先人の功績の上で仕事をし、多くの仲間に支えられて業績を残す。だから、共創なんだよ。
  • 松下電器産業も日立もソニーも途中で降りた。彼らは電卓で負けても他の事業があった。総合電機の弱みだ。シャープとカシオは電卓で負けたら終わりだから、覚悟が違ったのである。
  • そうなんだジョブズ。人類の進歩の前に、企業の利益など、いかほどの意味もないのだ。小さなことにはこだわらず、人類の進歩に尽くすのが、我々、技術者の使命なんだ。

 

白洲次郎のフィルターを通して、戦後の日本を再生していく物語も面白いけど、「佐々木正」のフィルターを通して、日本の製造業の発展を綴ったこの物語も面白かったなぁ。

今、筆者ponzohがいる業界がたまたま同じ製造業だから、親近感も湧いているのかも。

ちなみに、佐々木正さんは昨年に102歳で鬼籍に入られました。合掌。