転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

頭で読むのではなく心で読む文学をたまには味わってみる

ビジネス書を読むことの方が多いのですが、たまにはエッセイや小説を読みます。

斯様な文学作品を読んでいると、頭の中の想像力が大きく拡がっているように思えますし、心地よい時間も過ごせます。

例えば、須賀敦子さんの「コルシア書店の仲間達」。これは頭で読むのではなく心で読むエッセイだと思います。気持ち良い時間を過ごせるのでおススメですよ。

 

  • 須賀敦子
  • コルシア書店の仲間たち

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イタリアはミラノにある「コルシア書店」という、理想の共同体を介して人々の交流を情緒豊かに描いた作品。文章は平易で読み易いのだけど、不思議とイタリアの情景が心に浮かんでくるところがすごい。

著者が観てきた世界にどっぷりはまって、筆者ponzohは気づいたら読了していました。

本書の内容は本当に何でもない話なのだけど、爽快な読後感を味わえるし、活き活きとした情景が浮かぶ文とは何たるかを感じ入った作品

 

この文を読むだけでも価値があります!

 

私のミラノは、たしかに狭かったけれども、そのなかのどの道も、だれか友人の思い出に、なにかの出来事の記憶に、しっかりと結びついている。通りの名を聞いただけで、だれかの笑い声を思い出したり、だれかの泣きそうな顔が目に浮かんだりする。  

十一年暮らしたミラノで、とうとう一度もガイド・ブックを買わなかったのに気づいたのは、日本に帰って数年たってからだった。 

 

 

他に、情景描写が秀逸な作家としては「吉村昭さん」がおススメです。例えば、「熊嵐」。

 

  • 吉村昭
  • 熊嵐

 

 北海道天塩山麓の開拓村を、突然恐怖の渦に巻込んだ、一頭の羆の出現による惨劇を描いた作品です。変なホラー映画なんかよりよっぽど怖い。。吉村昭さんの表現力の豊かさを味わってみてください。

「漂流」もいいですよ。江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちが無人の火山島で12年もの間生き永らえて生還する話です。面白かった。アホウ鳥をアホほど喰いまくるんです。続きは本書で。

 

 

文学作品の良いところは、単純に面白いだけではなく、表現力豊かな日本語が頭の中にインストールされるところです。キャリアの棚卸しが出来ないとか、職務経歴書がなかなか書き切れないのは、単純に日本語の語彙が不足しているのが理由なのかもしれません。

 

スマフォで情報収集はし易くなっていますが、今回紹介したような文学作品もたまには読んでおいて日本語のデータベースを脳内に作っておくと、いざ、転職活動という時に役に立ちますよ。

 

結局、ホワイトカラーの大部分の仕事は日本語で表現せざるを得ないので、その日本語力が脆弱だと他の仕事力がいくら高くとも、日本語力がボトルネックになってハイパフォーマーにはなり得ないですからね。日本文学を嗜みましょう!