昨日は「転職活動を成功させる為の一連の流れ」を書きました。
これまでも転職活動を成功させる為の、「考え方」や「ノウハウ」を中心に書いてきましたので、ここいらで逆に、「転職活動で失敗してしまうケースとはどういうものなのか」について、経験や過去の相談事例を交えて書いていきたいと思います。
◆やる気はあるが行動が伴わない
転職活動がなかなか前に進まない典型的なケースとして、現職の忙しさにかまけて、転職への行動が伴わないというものがあります。
例えば、こんな相談をされたことがあります。現職の仕事について、業界(人材派遣業や食品卸業)の先行き不透明感があって、
「業界自体も会社も将来どうなっちゃうのかなぁ(お先真っ暗)」
という心配事があったり、また、
「業界的にも低水準の給与体系なので、頑張れど頑張れど年収が上がらない(40代でも500万いかないかも・・)」
という不満があって、転職を考えているし、今すぐにも転職をしたいという相談でした。
そこまで切羽詰まっているのであれば、職務経歴書を作り込んでいたり、「転職エージェント」に当然登録しているのかな?と思いきや、職務経歴書をどう書いていいか分からないし、「転職エージェント」もたくさんあり過ぎて、何処に登録していいのかも分からない、ときたもんだ。
飛んでイスタンブールかよ!
◆切羽詰まっているけど、転職活動のやり方が分からない・・・
切羽詰まってないんかーい!と、山田ルイ53ばりに強めのツッコミを入れたところ、
「切羽詰まってるけど、転職活動のやり方が・・・・」
とごにょごにょ言う始末です・・・
<山田ルイ53世は右のひとです>
本当に切羽詰まっていたら、転職活動のやり方をググったり、取り合えず自分でやれるところまではやるもんやけどなぁ~と心の中で反芻しつつ、筆者ponzohのことを信頼して相談してくれてるわけやし、まぁマイルドフラッシュでいこうとシフトチェンジし、
「ほな、職務経歴書はこういう感じでざっくり書いて(ponzohの職務経歴書を参考にあげる)、「転職エージェント」はまずは大手2~3社(リクルートエージェント、マイナビエージェント、doda)ぐらいに登録して、「自己分析」や「キャリアの棚卸し」を一緒にして進めていければ、職務経歴書が自然とブラッシュアップされていくし、その過程で転職活動の準備が整っていくよ♪」と。
そうしたら、その彼(彼なんですけど・・)は
「分かった。ありがとう!イメージついたわ!やってみるわー」
と。
何とか背中を押せて良かった良かった!!と安堵して、その日は解散しました。
◆行動力が伴わない転職希望者には背中を押してくれる人・転職エージェントが必要
その相談者とは良き友人ではありますが、お互い良い大人ですから、職務経歴書はちゃんと書いたんか?、「転職エージェント」の登録は不備無く行えたか?、なんて聞くことは当然しませんでした。
転職相談をされた日から1~2ヶ月経ったでしょうか。その彼と普通にご飯にいきました。
「どやねん?転職活動は??」
「あかん・・まだ、全然進んでない」
現職の仕事やプライベートで忙しいのは分かるけど、現状を何か変えたいのであれば、
少しは手と足と頭を動かさないと、何も変わらんで!
と、優しいマイルドフラッシュなアドバイスをその彼に授けつつも、もう少し背中を押し続けないとあかんねやろなぁ、と心の中で小さくつぶやきました。
<マイルドフラッシュの人です>
相談者については「彼」という三人称を使っていますが、これまで相談された内容で今回のような内容はこれまで何回もあったので(色んな人から)、転職活動が上手くいかない人アルアルだと思います。
そもそも、これを転職活動というカテゴリーに入れていいものかどうか迷うレベルではありますが、行動力は何とか自分自身で創り出すしかないと思うので、そこは頑張りましょうよ、と。
行動が伴わないのに、自分の今の状況に不平不満ばかり言っていても、世界は何も変わらないし動きませんから。。。
ライザップが流行る理由が分かる気がします。ダイエットも転職活動も、厳しく、そして、優しく伴奏してくれるパートナーが必要なのでしょう。
ライザップ並の単価(30~60万)でも、行動力が伴ない、転職希望者の転職活動に深く寄り添ってくれて、時にはアクションを強制してくれる「転職エージェント」がいれば、ニーズあると思いまっせ!!