週末の良いところは何でも書けるところ。
「DMMのかめっち」こと、亀山会長の記事があったので、それについて少しだけ。
亀山会長曰く、
「1社に長く勤めるのも能力だ」
スタートアップ経営者なんかと話していると、「1つの会社に長くいるやつは羊だ、社畜だ!」とか、「サラリーマンをアップデートせよ!」とか、かなり強く言う人がいる。でも、長くいることだって能力じゃないかと。長くいてくれる社員のほうが、会社としてはその人に投資する気になれる。サービスの安定性とか継続性を保つうえでも、長くいる社員の役割は大きい。
「日本のIT企業はまだ定年退職者も出していないし、正直、社員の面倒見がよくない」と指摘。「だからうちは、年を取っても落ち着いて働ける職場にしたい。そういう企業こそ、今後日本のIT業界で重要度が増すはずだ」など、DMMならではの方針を明かしている。
半分アグリーです。転職が当たり前の世の中にはなってきている中で、逆張りとして、転職せずに1社だけを勤め上げる仕事人生もアリですし、会社としても、ずっと長く働いて貰える環境を用意することも重要になってくるでしょう。
ただ、筆者ponzohは率直にこうも思いました。
何処へでも転職出来る能力や経験があるににも関わらず、「現職の会社にどうしても仕事を続けたい理由があるから、今の会社でずっと働いているんだ」と言える会社であれば、
最高ですやん!
と。
- 仕事が面白くて面白くてしょーない
- 経営陣や一緒に働いている人が刺激的で最高
- 居心地が良い職場環境で長く働いていても疲れない
- 会社も従業員もガンガン成長していて、毎日充実感がある
色々な理由があるでしょうけど、そんな会社は本当に存在しているのでしょうか・・・
何処へでも転職できるし、市場価値の高い人材であるにも関わらず、現職の労働環境が最高過ぎて辞めれないし辞める必要が無い、という状況をセット出来る会社であり続けるには相当な経営努力がいるでしょうけど、亀山会長ならそういう会社を創ってくれそうな気がします。
一方で、経団連の中西会長から、今後は「終身雇用」を続けるのは難しいというコメントがありましたが、その「終身雇用」が保証されているばかりに、それに胡坐をかいてぶら下がり続ける社員ばかりになってしまっては、いかがなものかと思ってしまうところはあります。
そういう想定される負の側面についても、対策を講じないといけないでしょう。
昔から、DMMは面白い経営をずっと続けているので好きな会社の1つですが、今後も陰ながら応援していきたいですね。