転職はマルチタスクで考えよう 失敗しない転職論

ブログテーマは「失敗しない転職」です。せっかく転職するのであれば狙って成功させましょう。転職5回、仕事を楽しんでいる製造業に軸足を置くサラリーマンが発信しているブログです。転職で失敗しない為の思考法」や「転職エージェントの使い方」等が知りたい方はブログをチェックして下さい。転職先に行ってから「失敗してしまった・・」となってからでは遅いですからね。

けんたろうの独断と偏見による「ユニークなビシネス」を展開している会社の紹介

最近、興味深いなぁと思った会社が3社あります。どの会社もきっかけは転職で(やっぱり?)、実際に応募したところあれば、面談しただけで終わったところもありますが、いずれも独自のビジネスモデルで面白い会社達でございます。

・CCC

・トリプル・ダブリュー・ジャパン

・リンカーズ

この3社にご興味あれば、続きをお読みください。巷のネットにはない「生の一次情報」でございます。ご参考になれば幸いです。 

CCC=世界一の企画会社!?

先ず、最初はCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)から。

改めて説明する必要がないぐらい、知名度の高い会社さんです。

www.ccc.co.jp

「何屋なんですか?」と言われても一口で語れないユニークなビジネスモデルだし、転職先として候補にも挙がっていたし、CEOの増田さんのキャラもまぁ強烈ということで、3拍子揃っている会社です。

ちなみに求人情報としては、ある役員直下のポジションで、何か面白いことを企画するというものでした。ビジネスモデル同様、ふんわりオモロー案件でございました。

30代前半の転職活動中、ある転職エージェントから紹介された案件だったのですが、その時は他の案件との兼ね合いで応募しなかったという記憶があります。

今振り返れば、とりあえず応募だけしとけばよかったかなと。何か面白い仕事ができそうな印象は当時も今も持っています(内定貰えたかは知らんけど・・)。

 「CCC」に対する私の一消費者として持っている印象としては、TSUTAYAというビデオレンタル屋から、Tポイントカード屋になって、そして、代官山、湘南、銀座等で蔦屋書店をやっていて、同時に、図書館の運営もしているというぐらい(守備範囲ひろ!)。

ご縁があって、増田社長の話を聞く機会がありましたのでその時の話も踏まえてお伝えしてまいります。社長曰く、起業時の考えとして

  • 「本は売らない」、「ライフスタイル」を売る
  • 新しい気づきと発見を与える
  • 世界一の企画会社になる

というものがあったらしいのですが、「世界一の企画会社になる」と創業時から決めていたんですね。

確かに、ビデオレンタルは、あの当時としては画期的なサービスだったし、映画館に行かずに自宅で映画を楽しめるという新しい趣味にもなりましたもんね。

そして、今はあの「蔦屋書店」ですから。行かれたことありますか?

代官山はいつも混んでいるので、あまり好きではないのですが、二子玉や銀座SIXの蔦屋書店は是非足を運んでみてください。ライフスタイルを実際に売っていますから。

いつ行っても面白い刺激を貰えるのでたまに行くようにしています。(本以外は買ったことないけど・・)

store.tsite.jp

CCCが、「ビデオレンタル屋」から「蔦屋書店」にビジネスモデルを変化させていった背景には、「日本の人口減少は必ずやってくるイベント」という強烈な問題意識あったとのことで、 

ビデオレンタルは若年層に人気のサービスだが、その若年層が減少している

→逆に、40~70代のプレミアムオールドエージが増えてくるので、このゾーンを狙う

→オールドエージが心動かされる「生活提案」をする為に、代官山等に蔦屋書店を作った

こういうシナリオを描きながら事業を変化させていったようです。

要するに、日本の人口減少社会の到来を考えた時に、ビジネスモデルを変化させるしか生き残る手段はないと。そして、その新しく創り変えたビジネスを、さらに大きくスケールさせたところが、個人的には凄いなぁと感じております。

ちなみに、増田さんは将来のビジネスモデルを検討する際、「横軸に所得」、「縦軸に年齢」をとってプロットし、マーケットのポテンシャルを考えると、「これはプレミアムオールドエージを狙うしかないなぁ~」という結論に至ったようです(他にも色々検討事項はあるのでしょうけど)。

また、中国にもビジネスを展開していて、中国はまだ「モノの世界」なんだけど、近い将来、「コトの世界」に変化してくるのは間違いないので、今のうちに展開しているという話でした。

日本のみならず、中国、世界マーケットまで視野に入れてビジネスを展開してはったんですね。流石の増田CEOでございました。

最後に、一般論としてですが、、日本マーケットを考えてみると、「モノ」や「サービス」は広く一般に普及していて、基本的に購入出来ないものは無いし、逆に豊かになり過ぎて「モノ」が売れなくなってきていますよね。

だから、日本のトレンドとしては、もはや「モノ」ではなく、「コト」、「体験」、「プロセス」に価値の重みが移ってきていて、先見の明のある企業は如何にしてユーザーの可処分時間を奪うかに知恵を巡らせています。

時代の変化に合わせてビジネスモデルをアジャストして、面白いサービスを創り出してくる企業には、心躍らされますね。

CCCは次の転職先として、やっぱりありかもしれません(笑)。

超高齢化社会を迎える日本にとっては無くてはならないプロダクト

次は、超ユニークな商品を作っている会社です。その名も「D Free」。この商品を知っている人はまずいないと思います。

トイレ(排尿)のタイミングを事前に知らせてくれる商品で、特定ユーザーにしか響かないものなので、知る人ぞ知るというところでしょうか。 

この「D Free」は健常者には基本的に必要ないものなのですが、ご老人や排尿機能に問題を抱えたユーザーを中心に広く利用されていて、世界を探しても今のところ唯一無二のプロダクトのようですね。

仕組みとしては、超音波センサーを体の一部に装着し、水風船のように形が常に変わる膀胱の膨らみをそのセンサーで常時計測。その結果をスマフォに飛ばすことも出来るという優れものです。

超高齢化社会を迎える日本マーケットにおいては、ガンガン広まっていく商品なのだろうと思います。 

前置きが長くなりましたが、この商品、会社に興味を持ったきっかけは創業エピソードで、これがヤバいんですよ!!めちゃ面白いです。

会社名は「トリプル・ダブリュー・ジャパン」といって、何年か前に実際にこちらの役員さんにもお会いしたことがあります。

勢いのあるベンチャー企業感満々で、昼夜問わず働いてますよと言うてはりました。

会社に伺った当時のオフィスは渋谷でしたけど、今は虎ノ門なんですね。

www-biz.co

肝心要の創業エピソードです。社長は中西敦士さんという方で、彼がアメリカ留学中のある日のこと、所用があって外出時に急激な便意に襲われたと。。。

しかし、が悪いことに公衆便所が全く見当たりませんでした。頑張って頑張って頑張って頑張ってトイレを探したけど見つからず、最終的にはう〇こをもらしちゃったんですよ。

まさか、うんこをもらしたことが、後の起業に繋がるとはその時は夢にも思わなかったとのこと(そりゃそうだよね・・うんちだもんね)

社長曰く、その時の悪夢のような体験がトラウマになったけれど、結果的には「事前に便意が分かるようなデバイスを創る起業家になれた」というわけですね。

詳しくはこちらをどうぞ。

gendai.ismedia.jp

起業に至ったエピソードは数あれど、「おもらし」から起業する、というストーリーはレアで興味を惹きましたし、商品自体も非常に素晴らしい便益をもたらすものだと思っているので、今回取り上げてみました。

当然、IPOを目指してるみたいなので、陰ながら応援しています。

起業するきっかけは本当に何処にあるかわかりません。とタイミングが合えば何でもできる世の中になってきました!(うんこだけに)

製造業のマッチングプラットフォームビジネス

マッチングビジネスをやっている会社は世の中に多く存在していますが、その中でも少しひねりを加えたサービスを展開している会社を最後に紹介します。

「リンカーズ」という会社を聞いたことはありますか?製造業の分野に特化したマッチングサービス、プラットフォームを提供している会社です。

linkers.net

このサービスの利用シーンはこんな感じです。

例えば、大手メーカーがある商品の開発を検討していて、具体的には「お湯をかければ3分でで来るラーメン」を開発していると。

自社内で全て完結できればよいのですが現実は難しく、特にラーメンを入れる容器の開発でつまづいてしまい、にっちもさっちもいかなくなったと。

社長は激おこぷんぷん丸で、開発メンバーが死にそうになっている場面をイメージしてください(どっかで聞いたことがあるような・・笑)。

そこで「リンカーズ」の登場です。

まさに困っている課題解決(カップラーメンの容器の開発)の依頼をすると、「リンカーズ」が抱えている全国の産業支援団体・機関のコーディネーターが、その課題を解決できそうな企業を独自のコネクションでサーチ、紹介してくれるという流れです。

要望に合う容器を開発できそうな企業が何社もリストアップされ、社長(メーカー)のお眼鏡に適えばマッチング成立(はい、まんぷくヌードルの完成です)。

リンカーズの独自性は、広い人脈をもったコーディネーターが、ユーザー(今回の例だと大手メーカー)の目となって、課題解決ができそうな企業を全国からサーチしてくれるところです。

ただのプラットフォームだと、発注側のユーザーがそのプラットフォーム上で課題を解決できそうな企業を自らサーチしないといけないので、なかなか満足のいく企業を見つけられないし、手間が非常にかかります。

その面倒で難しいサーチを代わりにやってくれるのが、「リンカーズ」というわけです。ただのマッチングじゃないところに、私はユニークさを感じました。

身近なところで例えると、引っ越しや車検の「一括見積サービス」が分かり易いかと思います。このサービスを使ったことはありますか?

「申込みボタン」を押した瞬間、携帯電話が何時間か鳴り止まなくなるあれです。めっちゃ面倒くさくなるので、皆さん気を付けてくださいね!

その「一括見積サービス」を申し込む前に、あなたの要望だったらA社・B社・C社が最適ですよ!とその道のプロが選定するサービスがあったら便利だと思いませんか?

その便利なサービスを製造業の分野で提供しているのが「リンカーズ」というわけです。

そう言えば、「リンカーズ」を私が知ったきっかけをお伝えしていませんでしたね。

実は、転職候補先としてこの会社と面接をしたことがあります。リアル転職候補先だった訳ですが、結果はお見送りでした~(笑)

リンカーズさんとはご縁が無かった訳ですが、成長企業だと思いましたし、他には無いユニークなビジネスモデルですし、何よりも今後もガンガン成長していって欲しいと思っております。

ちなみに、今後の課題としては、質の高いコーディネーターの集客、精度の高いマッチング、サービスの認知度向上、というところでしょうか(何様目線やねん!!笑)

私の現職は製造メーカーなのですが、タイミングが合えば一度仕事を発注してみたいなぁとも思いました。

こういうサービスは実際に使ってみないことには何とも言えない所がありますからね。「リンカーズ」を利用してみたい方は直接お問い合わせくださいね。

私はリンカーズと何も関係ありません。。リンカーズ株式会社

 以上、私の独断と偏見によるユニークな会社紹介でした。転職候補先の1つとして検討してみるのもありかと思います!いずれもいい会社ですから。

他にも色々な会社を検討してみたくなったという方は、効率的に転職活動を進めた方がいいと思うので、先ずは転職エージェントに相談してみてください!

下記記事をご参考に! 

www.freeponzohflow.com