元明石市長が次の明石市長選挙に出るようですよ。辞任に繋がったあの炎上事件のあらましを読むと、悪い人間ではなさそうだし、むしろ市民の為に公僕に徹した人だと理解しているので、当選して欲しい。明石市民の民意はいかに!!
暴言で辞職の前明石市長 立候補表明 #nhk_news https://t.co/hcnd5n2i1o
— NHKニュース (@nhk_news) March 7, 2019
◆OKRと質の高い雑談
チームのパフォーマンスを上げる鍵は、
全てマネジャー次第という前提があって、マネジメントのひとつの手法として「1on1ミーティング」があるよね、と。欧米の企業では上手くいっている手法なんだけど、日本の企業ではそもそも本音で語りあう企業文化ではないので、そのまま導入してもワークしないのでは・・
というところまでお話ししました。
「じゃあ、どうしたらええの?」というところですよね。
今回の「チームでパフォーマンスを上げる」というテーマを取り上げるきっかになったのは、ピョートルさんの話を聞いたからと既にお伝えしました。
この人(ピョートル・フェリクス・グジバチさん)。
ピョートルさんは少しヒントをくれました。それは、「OKR」と「質の高い雑談」です。これが肝なのよ、と!
「OKR」は今でこそ市民権を得て有名になっていますが、「目標と結果」のことです。「会社の目標」と「個人の目標」、「会社の価値観」と「個人の価値観」が一本の線でつながっているイメージで、数値目標等ではない定性的な面を重視したもののことです。
詳しくは:こちらそどうぞ。
OKRとは? 【Google、Facebookが使う目標管理ツール】KPI・MBOとの違い、導入・運用・目標設定方法について解説 - カオナビ人事用語集
◆ 質の高い雑談?
「1on1ミーティング」では、マネジャーがメンバーとチームの「OKR(目標と結果)」をブラッシュアップしていきます。
「OKR」には、人生観や価値観が入ったものですから、マネジャーは、メンバー1人1人の信念や価値判断基準を知らないことには始まりません。
そこで必要になってくるのが、「質の高い雑談」です。
例えば、
「週末は趣味で野球をやっているんだってね?」
「そうなんですよ。草野球レベル以下ですけど・・」
「野球が好きなの?」
「はい。小学校から大学まで野球をやっていまして、それに、両親が大の巨人ファンでして」
ささいな雑談なのですが、野球をやるにいたった背景、どんな両親かという情報が、そのメンバーの価値観とつながってくる部分があるので、追々この情報が活きてくる可能性があります。
「週末は趣味で野球をやっているんだってね?」
「そうなんですよ。草野球レベル以下ですけど・・」
「体動かすの好きなんだね」
「はい。そうですね」
これだと本当にただの雑談なので、活きた情報は取れておらず、ただのしゃべくりになっています。ただのしゃべくりか否かは、「質問力」がポイントです。
◆高い質問力が良い雑談につながる
「どうして」、「何故」、「いつから」、という雑談の根拠となる価値観に上手く触れていくのが「質の高い質問」です。
いろんなマネジャーを見ていて思うのは、「質問力」が高い人は「自己開示」が上手いですし、普段の仕事ぶりも尊敬できるところがあると感じています。
ピョートルさんのフェースブック社での聞き取り調査によれば、「3人に1人がマネジャーに本音を言うべきではない」と考えているという驚きの実態があります。要は、マネジャーを信頼していないということですね。
信頼に足るか足らないかは普段の仕事ぶり、組織での立ち居振る舞いが大きく影響してくるところがあると思うので、いきなり「1on1ミーティング」を始めたからといって、チームパフォーマンスがすぐに上がるわけではないということですね。
ただ、「質の高い雑談」が、メンバーの価値観に触れていけるひとつのやり方ではあると思うので、意識して雑談をしてみるのはいいことだと思います。
チームのパフォーマンスを上げるために、「1on1ミーティング」は打ち手として効果はあると思いますが、それには「OKR」と「質の高い雑談」が必要になってくるということですね。
ちなみに、筆者ponzohは転職の面談時に、会社の雰囲気やチームの雰囲気を掴むために、「雑談の有無や頻度」についての質問を必ずしていましたね。これが少ないとか無いとかであれば、「その会社の雰囲気は悪い」という判断をしていましたよ。