- ◆アスリートの悩みを自分事として捉え、起業まで持っていく野獣パワー
- ◆「戦略転換点」を見極め、予測不可能な世界をサバイブするには
- ◆戦略転換点の見極めには直観力、決断力、実行力、そして・・・
- ◆決断や実行を迫られた時に感じる、「ヒリヒリ感」が「胆力」を鍛えることに
◆アスリートの悩みを自分事として捉え、起業まで持っていく野獣パワー
おはようございます。今週も気づいたら金曜日ですね。
少し真面目に仕事に取り組んでいたら、時間があっという間に過ぎ去っていったので、ブログにも向き合う時間をちゃんと確保しないといけない状況になってきました(どっちが本業?)w。
さて、柔道の松本薫さんが引退されましたね。次はアイスクリーム屋さんで起業されるとのこと。元々現役時代にアイス、パフェを好きで食べていたけど、アスリート的にはそれはあまり体に良くないので、アスリートも安心して食べれるアイスを提供したいということらしいですね。
みんな忘れているかと思いますが、ロンドンの後は最初、パフェ食べたいと言っていたんですよ。その後、1日4食パフェ食べたんですけど、体にきて、もっと、体に良いアイスがあったらと。アスリート目線で、減量の時アイスたべて、毎日食べられるアイスを。引退を機にアイスクリームを作ることになりました
そういう課題を自分事として捉えて、一気に起業まで持っていくパワーは見習いたいものです。
もう一つどうぞ。やる時はこれぐらいの意気込みでやんないとダメですね。勉強になります。
柔道の2012年ロンドン五輪女子57キロ級金メダリストで、闘志あふれる戦いぶりから「#野獣」と呼ばれた #松本薫 さんが引退会見を開きました。松本さんの今までの活躍を写真特集https://t.co/KJoqk6fuxZで pic.twitter.com/FnPj3gIhCn
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) February 7, 2019
明日からは3連休なので気合が入ります。松本薫さん、おつかれさまでした。
◆「戦略転換点」を見極め、予測不可能な世界をサバイブするには
野獣ニュースを見ていたら、この本をふと思い出してしまったので、紹介します。
「インテル入ってる」のキャッチコピーで有名なインテル社を世界的な企業に育てあげたアンドリュー・S・グローブさんの「パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか」です。
スティーブ・ジョブズやピーター・ドラッカーもべた褒めしている世界的な良書でございます。
産業を変え、企業をも飲み込んでしまう「戦略転換点」は必ずやってくる。これを見過ごしたら、企業にとっても、個人のキャリアにとっても命とりだ。バグで4億7500万ドルの損失計上、日本メーカーの攻勢で決断した主力メモリー事業からの撤退など、数々の修羅場を乗り越えたパラノイアである著者が、「戦略転換点」を見極め、予測不可能な世界でしぶとく生き残る方法を教える。
インテルが生き残り、そして、大きくなったのには理由があったのですね。パラノイア(偏執狂)だから乗り切れたというわけですね。インテルの成長ストーリは周知の事実なので本ブログでは敢えて触れません。気になる方は本書を手にとってください。
◆戦略転換点の見極めには直観力、決断力、実行力、そして・・・
戦略転換点の見極めに必要な要素は直観力、決断力、そして、その決断をやり切る実行力が必要だと思うが、それら全てのキーになるのは「胆力」だと思う。松本薫さんを見ていて、この人の「胆力」は計り知れないものがあるなと。
この「胆力」というキーワードで、松本薫さんとアンドリュー・S・グローブが頭でつながりました。
「胆力」は、過去にどれだけの修羅場を潜り抜けてきたかで磨かれると思いますが、アンドリューさんはそういった死の谷を幾度となく経験し、そして勝ち残ったが故に、歴史に名を刻んだのでしょう。そして、松本薫さんも同様に金メダルを取ったというわけですね。世界で一番になれる人に「胆力」が無いわけはないですね。野獣・・・
◆決断や実行を迫られた時に感じる、「ヒリヒリ感」が「胆力」を鍛えることに
筆者ponzohの経験上、差し迫ったケースでの決断や実行を迫られた時に感じる、「ヒリヒリ感」が「胆力」を鍛えてくれると考えていますが、その「ヒリヒリ感」を常に感じているビジネスパーソンはなかなかいないと思うので、本書の中で様々なケースに触れて「胆力」を鍛えるのも一興だと思いますよ。「胆力」を持った野獣になりたい方は、3連休にいかがでしょうか。
以下、気に入ったフレーズ
もし、企業に余力があり、既存の事業で経営を維持しながら新しい事業展開を試せるのであれば、今の社員や戦略的ポジションといった会社が持っている力の大部分を救うことができるであろう。しかし、それは、全体像が見えず、データがもそろっていない時点で行動を起こすということを意味する。
顧客がそれまでの購買習慣を変えることは、もっとも見えにくく、油断のならない戦略転換点の要因である。何故見えにくく、油断できないかといえば、ゆっくりと時間をかけて進行するからだ。
明日は都心も雪になりそうですね。。皆様足元にお気をつけて良い3連休をお過ごしください!